ケンコウパック

筋トレと料理好きなオヤジです。楽しいことは何でも書きます。

フォークリフト技能講習完全版 11時間コース

フォークリフト技能講習完全版❓

フォークリフト技能講習を受講してきました。

サムは、大型特殊自動車の免許を持っているので、11時間コースでの受講です。

ちなみに、フォークリフトの走行経験はありますが、フォークを使っての荷物の積み下ろしはやったことがありません。

フォークリフトの技能講習は労働安全衛生法等に基づき民間へ委託されています。実施機関よって受講料金、フォークリフト(バッテーリーとかエンジン)、試験コース(幾つかあるようです)が違います。できるだけ安くて、オートマのバッテーリーフォークリフトが簡単だと思います。家から近いうえに、今回はこの条件でした!

受講1日目 

8時00分~17時15分 フォークリフトに関する構造やら法律関係の座学、学科試験

学科試験の内容は、受講中寝ていると落ちますが再試験をしてくれます。

それほど難しくありませんが、やはり1っ回で合格したい!

受講2日目

7時50分~15時頃  午前中実技で午後は技能試験

技能試験は、操作に慣れるまで時間が足りないと感じました。事前練習している人は丁寧に操作すれば問題なしでしょう。サムのように触ったことが無い人は、ユーチューブなどで事前に予習していった方が良いと思います。ただし、サムが見た動画と技能試験では、誤差?があるので当日修正が必要だと思います。こちらも、落ちても直ぐに再試験してくれます。終了証をもらってみんなと同じ時間に帰れます。

コース図 サムが受講したコースは、T字型でスタートとゴールの位置が同じ場所でした。(11時間コースの技能試験コース。適当に組み合わせが効くようです)

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こんなコースもあるようです(技能免除の無い試験コース)

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実際のコース 両側に荷台があるT字コース

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使用したカウンターフォークリフト(FB15)

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ポイント

1フォークを地面から15cm~20cm放しての走行姿勢にすること!

2フォークを水平にしてパレットに入れる作業です!

上の写真の赤丸で囲った場所と、矢印がしてある場所をよく見てください。

1赤丸のマストの上部を見るとアウターマストとインナーマスト見えます。走行姿勢では、頂点がそろった状態でピッタリの位置です。パレットにフォークを差し込むとパレットの厚さ分だけインナーマストが上に上がった位置です。今回のパレットだと5cm位でした。パレットの下は見えないので他のパーツを見て判断します。

2水平をとるときもパレットは見ません。や印部分にフォークと水平な板が付いています。マストを操作しながらこれが水平だと、フォークも水平だと判断します。

それでは、技能講習スタートです!

スタート位置~右左折まで

・フォークリフトの周囲を確認し左側から乗り込む。

・後方よし!前方良し!左右良し!三点支持で乗車します。

・乗車したら、シート合わせ。シートベルト着装。ミラー合わせ。

・キーONでモニター良し!(BT式)

・基本姿勢は左手はハンドルのノブを持ち、右手は右足の上にのせておくこと。

・リフトレバーを手前に引きフォークを揚げる。(マストの先端を揃える。地面から5~10cm位)

・ティルトレバーを手前に引きマストを最後まで後傾させる。(後傾:手前に倒す。地面から15~20cm位)

・ギヤを前進に入れてから、左右、後方、よし!

・サイドブレーキ解除しアクセルを踏んで発進する。(サイドブレーキを操作する時  は、右手でハンドルを保持すること。)

・発進して直ぐにT字路なので、一旦停止し左右の安全確認する。右よし、左よし!

・曲がる時は、前方、左側、右側の確認。(荷物が置いてある荷台の方へ曲がる)

・曲がりを終わったら中心を合わせながら進む。

荷積み~方向変換

・荷台の手前で停止する。線が引いてあるので架台とその線の間にフォークの先が入っていれば減点なし。奥に入れすぎは減点大。手前なら減点小。

・サイドブレーキを引き、ギヤをニュートラルにする。

・ティルトレバーを押しフォークを水平にする。(ここは慎重にやること)

・リフトレバーでパレットの差込口にフォークを合わせる。(ここは目視!重要)

・ギヤを前進に入れる。

・左右、後方を確認する。

・サイドブレーキを解除する。

・前進しフォークを根元まで差し込む。(パレットに軽く触れる程度、マストが架台に当たると減点大)

・リフトレバーを手前に引き、パレットを持ち上げる。(20cm位)

・バックギヤに入れ、左右、後方確認しサイドブレーキを解除し後退し停止する。

・停止位置は、ラインの中に入っていれば減点なしですが、接触は減点大。

・サイドブレーキを引きギヤをニュートラルにする。

・リフトレバーを押し、パレットを降ろす。(マストの先端が5cm位でる)

・ティルトレバーを引きマストを後傾させる。(走行姿勢をとる)

・ギヤを後退にいれる。

・左右、後方を確認する。

・サイドブレーキを解除し後退する。

・T字路で方向変換しながら、前方、左側、右側の確認。

・一旦停止し、ギヤを前進に入れた後左右を確認し発進。

・曲がりを終わったら中心を合わせながら進む。

荷降ろし~停止位置

・荷台の手前で停止する。線が引いてあるので架台とその線の間にフォークの先が入っていれば減点なし。奥に入れすぎは減点大。手前なら減点小。

・サイドブレーキを引き、ギヤをニュートラルにする。

・ティルトレバーを押しフォークを水平にする。(ここは慎重にやること)

・リフトレバーを引きパレットを架台の上20cm位に合わせる。(ここは目視!重要)

・ギヤを前進に入れる。

・左右、後方を確認する。

・サイドブレーキを解除する。

・荷台にマストが当たらないように前進し停止する。

・サイドブレーキを引きギヤをニュートラルにする。

・リフトレバーを押し、パレットを降ろす。

・パレット差込口から確認し、フォークがパレットに接触しない位置に調整する。

・バックギヤに入れ、左右、後方確認しサイドブレーキを解除し後退し停止する。

・停止位置は、ラインの中に入っていれば減点なしですが、接触は減点大。

・サイドブレーキを引きギヤをニュートラルにする。

・リフトレバーを押し、フォークを降ろす。(マストの先端を揃える)

・ティルトレバーを引きマストを後傾させる。(走行姿勢をとる)

・ギヤを後退に入れる。

・左右、後方を確認する。

・サイドブレーキを解除しゴール位置へ向かう。

・曲がるときは前方、右側、左側の確認。

・曲がり終わったら、中心を合わせ停止位置に止める。(停止範囲があるのではみ出すと減点です)

・ティルトレバーを押しフォーク先端を水平よりも下げる。

・リフトレバー押しフォークを地面に着ける。

・シートベルトを外し、キーをOFFにする。

・左右を確認し、3点支持で降りる。

あとがき

合格にむけての感想!

フォークリフトに全然乗っていなくても、無事に合格できました^^

乗車時間は、トータル30分も乗っていません。実技は、8人で1台の割り当てでしたが最大10人までOKと書いてあります。技能免除20時間ですからこんなもんです。

技能試験のツボ

・危険行為をしないこと。大きな接触や脱輪、それとマストの操作はフォークを揚げた状態ですると危険行為とみなされるので即、試験中止です。

・なので、フォークの水平出しができれば、後はスムーズに行くと思います。

・あとは、曲がった時に、架台の中心に真っすぐ侵入しないと調整してるうちに奥まで入りすぎる事があります。

この3つができれば、少しの減点で合格間違いなしだと思います。

技能試験は、時間制限があり規定時間は4分。30秒経過毎に減点で6分を超えると試験中止でした。なので、ミスしてやり直すより、スムーズに操作できるよう幾つか戦略をねりました。サムは、タイム的に1回目7分30秒、2回目6分30秒…4回目も変わらずだったので、タイムも気にしなければなりません。

そこで、3点減点の行為をあえてやることにしました。

フォークの先端を停車位置に無理に合わせない事にしたのです!荷積みと荷降ろしの計4回。停止線の範囲でなくてもぶつからなければ、減点小。停止位置不良3点×4=12点は初めから捨てると思ってトライしました。合格ラインは70点なので、すべての安全確認、サイドブレーキ、ギヤのニュートラルを確実にこなしておけば余裕で合格ライン。

結果は、自分でも驚くほどスムーズに運転操作ができました。まだ、操作に慣れていないので停止地位を気にしすぎると、次の操作が上手くできなかったのでサム的にはツボにはまった感じでした。時間も4分は切れなかったかもしれませんが、良い線だったと思っています。

2日間の講習でしたが、終わってみれば結構楽しかったです。受からせるための講習ですから、試験に落ちても、直ぐに再試験してくれるのでよほどでない限りは合格できると思います。