ケンコウパック

筋トレと料理好きなオヤジです。楽しいことは何でも書きます。

ラジエター液交換

 マイカー車検なので自分で整備しています!

 車検は、あくまで車が基準どうりかっていう検査ですから、備していなくても灯火類、ブレーキの効き具合と足回りのブッシュ類が大丈夫なら大体と通ってしまいますが、きちんと整備することが安全につながり大事なのです。

 ジムニーはマニュアル通りだと交換時期では無いのですが、やって悪い事は無いでしょう!

準備するもの

・ラジエター液(不凍液・色も色々)、そのまま使うタイプと水で薄めるタイプがあるのでお好みで使ってください。

・ラジエター液の受け皿と容器。ラジエター液は専門業者に廃棄を依頼するのが吉。

・ロート(ラジエター用のがベスト)

・ゴム手袋(火傷注意!あと、ラジエター液は触ると手が荒れます)

・ドレンパッキンとラジエターキャップのパッキンは消耗品ですから、ひび割れしていたら事前に準備して交換です。

作業手順

 初めての人は1と2の作業はエンジンが停止していて冷えていてる時に行ってください。

1ボンネットを開けて固定してから、ラジエターを見つけてください。(多分国産車は一番前の方にあるはずです。)ラジエターキャップは押しながら左へ回すと外れます。エンジンが熱い時に外すと熱いラジエター液が噴出して火傷します。

2ラジエターのドレンボルトを見つけてください。ラジエター下側の右か左だと思います。ジムニーは向かって左側に付いています。発見しやすいです。

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3エンジンをかけて温めます。できれば、電動ファンが回るまでやれば確実です。この時、室内ヒーターを入れておいてください。そうしないとウォータージャケット内の液が出てきません。

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4十分温まったらエンジンを切ります。(作業中にファンが回るとケガをします)

5ラジエターの下に付いているドレンボルトを左へ回して外します。そうすると、じょろじょろ位でラジエター液が出てきます。(決してラジエターキャップから外さない!)

6ラジエターキャップを押しながら左へ回して外します。(ドレンボルトを外した後は圧がかかっていないので噴出しません)ラジエターキャップを外すとドレンボルトから行きおい良く出てきます。(出来るだけ回収してくださいね)

7ラジエター液が出終わったら水を入れラジエター内を濯ぎます。

8ドレンボルトを閉めて、また水を入れ、エンジンを掛け温めます。ラジエターキャップを閉めて温まるのを待ち、また下のドレンから排水しラジエターキャップを開ける。これを何度か繰り返すんですが、排水に色が付か無くなれば濯ぎ完了です。

9ドレンボルトを締めて、用意したラジエター液を入れてください。

 初めに1:1に薄めて置くのも良し。後から希釈するのも良しです。何リットル入るのか判っていればOK?寒厳地仕様なら不凍液濃度50%位でしょうか?作ってから入れれば確実です。30%でマイナス15℃くらいまでOK!

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10後はエンジンをかけてラジエター液が循環するのを待って(入口からボコボコする位までやって液が減ったら追加します。)ラジエターキャップを閉めれば終了です。

11ラジエター液の予備タンクは外して掃除するのがベターです。外せなかったらスイコで吸って新しいラジエター液を入れたください。

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12最後にエアー抜きですが、入口がボコボコする位やって電動ファンが回ってからリザーバータンクの残量を確認してください。エアーが抜けると少しリザーバータンクの量が減ります。後は、走った後で何度か量の点検をしてください。減っていたらちょい足しです。

あとがき

 ラジエター液には主に2つの役割があって①防触②融点の低下です。ラジエター液の交換を怠ると、①循環ラインが錆びてオーバーヒート、②水の融点は0℃ですから凍ってしまったらラジエター破損してしまう可能性もあります。国産車でも車検毎の交換がお勧めです。

 以前乗っていた外車は、定期的に交換はしていましたがリザーバータンクの色が茶色くなってびっくりしました。まあ外車ですからこんなもんか?とあきらめましたが、錆びる前に定期的な交換が健康状態の維持には必要です。

 くれぐれも「火傷に注意!」して行ってください!