ブレーキフルード交換
マイカー車検のブログでも書いていますが、しっかりとした整備をすることが大事で
す。車検だけでは、車はどんどん劣化していきます。
ブレーキフルード(ブレーキオイル)は車検毎の交換がお勧めです。吸湿性がありま
すので知らないうちに劣化していきます。劣化するとべーパーロックでいざと言う時効
かないなんて言うことになりかねません。オイルの色が茶色くなってきますの交換の目
安になると思います。
今回はブレーキフルードですので、慣れていない人、自信の無い人はプロにお任せす
る方が良いです!ブレーキが効かないと事故に直結します。
マイカー車検ではブレーキフルードのチェックはしません。ブレーキパッドも残量が
あれば通る。ブレーキが効けばとおるのが車検です!
準備するもの
・ブレーキフルードDOT4なら安心(指定はあるのかな?)
・ジャッキ(ジャッキスタンド:通称馬があると安心です)
・トルクレンチ(タイヤ交換しながらやりました)
・レンチ8mmか10mm(ブリーダープラグのサイズに合うもの)
・ブレーキフルードを抜くためのスポイト?無くてもブレーキ多く踏めば大丈夫です。
・ブレーキフルードエアー抜き用ワンマンブリーダー
これは自作しました!内径5mmのビニールホース1mとペットボトル。シリコンホ
ースの方が付けやすいかもしれません。(透明の方が色が判るので良いです)
注意!ジャッキアップは平らな場所で車止めをしてください!
ブレーキフルード茶色いです。 ブレーキフルードDOT4規格
ジャッキとトルクレンチ等 レンチ色々8mm~12mm位
一番上のを使いました(灯油抜くやつです)オイル受け。最後は可燃ごみに出します。
ペットボトルの蓋に穴を2箇所あけます。注意:ホースが底まで行っていること!
それでは作業に取り掛かります。
今回は、タイヤを外すついでにスタッドレスタイヤに交換です。左右(回転方向があ
りますので間違えないようにしてください。サムはタイヤをおいた後に車を動かして付
けたせいで後でやりなおしまた。車のジャッキしか1つしかないとすっごく手間がかか
りますのでご注意願います。
タイヤを外さなくても出来る?かもしれませんが外します。
サイドブレーキはワイヤー式の物は引いたままでやります。
作業手順
交換の順番は一番遠い配管からです。ジムニーは左の後ろです。右はブリーダープラ
グすら付いていません。
1外すタイヤの対角線のタイヤに車止めをします。(後ろなら前2個あればOK)
2ホイールナットを少し緩める。(半回転位でOK)ぐるぐる回しちゃだめです。
3ジャッキアップしてタイヤを外す。ジャッキを必ずジャッキアップポイントに当てる
こと。(車のマニュアルに書いてあります)
4ジャッキスタンド(馬)があれば下に入れてください。なければ最悪車がこけた時の
ことを考えて外したホイールをボディの下へ入れます。
5ホイールナットを全て緩めてタイヤを外します。
6ブリーダープラグが緩むか確認しておくと良いです。緩まなかったり舐めっちゃった
りしたらここで終了です。新しいブリーダープラグを買ってから再挑戦!
7エンジンルームのブレーキフルードを出来るだけスポイトで抜きます。
8新しいブレーキフルードを入れて満タンにします。
9ブリーダープラグのキャップを外し、ワンマンブリーダーを装着します。ホースが外れるといけないので心配な方は細い針金で縛る。
10ブリーダープラグを緩める。この時、ワンマンブリーダーが自作の人はペットボト
ルの底(出てきたブレーキフルードの中)にチューブの先端がきていることを確認して
ください。エアーが噛む原因になりかねません。(一方弁バルブがあるとさらに
GOOD!)
11車に乗ってブレーキを5回位踏んで古いオイルを押しだしていきます。5回位踏ん
だら、1度エンジンルームのブレーキフルードの残量を確認して様子を見ながらワンマ
ンブリーダーに古いオイルが出きって新しいオイルが出てくるまで繰り返します。途中
で、ブレーキフルードが無くなるとブレーキラインにエアーが噛んでしまいなかなか抜
けないので注意が必要です。エアーが噛むとブリーダープラグから小さな気泡が出てき
ます。やってしまった場合は根気よく新しいオイルで押し出してください。
12ブレーキフルードがきれいになったらブリーダープラグを閉めてキャップをすれば
OK!ブリーダープラグは8mm位のネジでなので締め付けトルクも8kg位。強く閉め
すぎはNG!手で思い切り閉めたら壊れます。指で持って閉める位です。
13もしも周りにブレーキフルードが付いてしまったら水をかけて流してください。塗
装とかにすごく悪いです。(放置すると塗装が剥がれます)
作業風景
・マスターシリンダーからブレーキフルードを抜きました。右の写真のようにブレー
キフルードを管ごと逆さに置いて置けば途中でブレーキフルードが無くなる心配がな
い。(見本はお茶ですがシビックはこんな風にしていました。ジムニーはスペースがな
かったです。やる人は倒さないでね!)
・タイヤを外して馬をかけてブリーダープラグにワンマンブリーダーを付けてブレーキ
踏んで交換中です。きれいなブレーキフルードが出てきたらブリーダープラグを閉めて
キャップをします。ハードなブレーキはしていないのですが結構汚れていました。
・マスターシリンダーにブレーキフルードを満タンレベルにして、タイヤを付ければ終
了です!後は、この繰り返しですから。
あとがき
2人でやれば簡単ですが、1人だとそそっかしい人はやらしてしまうかもしれませ
ん。慎重に作業してください。ワンマンブリーダーは専用品が販売されています。持っ
ているのですが見つからなくて自作しました。ペットボトルの蓋に2箇所穴を開けただ
けです。
最後に、タイヤ取り付けは慣れていない人ほどトルクレンチを使ってください。締め
付けも4穴なら対角線、5穴ならお星さまを書く順番に2~3回に分けて少しずつ締め
付けてください。
普通乗用車で大体100~110ニュートンメートル位です。
それと、空気圧も夏から冬になるとずいぶん低下していますので、確認してくださ
い。燃費もよくなりますし。
くれぐれも、ブレーキですので慎重にお願いいたします。
後あとがき
車検用の整備です。せっかくですからブレーキパッドの残量も見ておいてください
ね。ディスクブレーキは簡単ですが、ドラムブレーキはちょっと面倒です。後ほどその
辺も機会を見てアップします。ちなみに、我が家の車9万キロ超えていますがリアブレ
ーキは殆ど減っていませんでした。