跳ね上げ式門扉の修理をしました。
跳ね上げ式門扉・ホップゲート・オーバードアとメーカーによって呼び方がそれぞれ違うようです。
我が家の車庫に設置されている、跳ね上げ式門扉が開閉不能となってしまいましたので修理しました。
この手の修理は業者依頼となってしまうようで、修理のブログが発見できませんでした。幸い、上がったままなのでたので閉じ込めにはなりませんでした。分解して修理にトライしてから業者に依頼しても遅くはないでしょう!と考えた次第です。だって、修理するとすごくお値段高そうだったので・・・
症状の詳細(車庫は自動開閉式)
1右側のアームが動かない。本来停電時に備えて手動でも動くはずなんですが、手動でも重くて動かなです。無理をするとアームが壊れそうです。
2左側は動く。(支柱のボタンを押しても、リモコンでも)
・修理前
・修理後
修理手順
1取扱説明書で構造等を確認します。
2考察 ここで、故障しているのは?
3分解開始
4原因判明
5修理内容
今回、少し手間はかかりましたがお金は大分節約できたと思っています。 ベアリングは2個で600円位でした。皆様の参考になれば幸いです。機械弄りがお好きな方は是非チャレンジしてください。
それでは、修理に取り掛かります!
使用した工具
・+ドライバー
・プラスチックハンマー(ベアリング外しと取り付け時叩きました)
・テスター
・バール(ベアリングをこれでこじりました!これは工具?ではないかも?)
・オイル類(シリコンスプレー、チェーングリス)
・パッキンのためコーキング材
・六角レンチ
今回モーターを外す時はストレートの六角レンチでも外せまますが、取り付けはやや角度が付いているため無理でした。角度が少々あっても取り付けができる六角レンチが必要でした。下の写真の六角レンチは25度まで角度があっても回せます。赤丸の所がミソです。本締めはストレートでしっかり閉めましょう。
あると便利な工具
・ベアリングプーラー(ベアリングを外す時に使います)
専用工具なので作業がグーンとはかどりますし安全です。
1取扱説明書で構造等を確認します。
・モーターが両側に入っている。
・写真奥側の支柱にアンテナとスイッチが設置されている。
・奥の支柱と手前の支柱は地下で配線が繋がっている。
・構造はモーターが回ってギヤ駆動でアームを動かしている。
・取説の故障かなっと思った時・・・の欄にはこの症状はありませんでした。
という事が取扱説明書から判りました。
2考察 ここで、故障しているのは?
・電気系統の断線?
・細かな構造が判らないけれど、回転ものに何か食った?挟まった?
・モーターが故障した?
3分解開始
・電源のある支柱のパネルを外します。構造は意外とシンプル。
・テスターで断線確認。(電気のスイッチオフ)
・電気がきているのでモーターを疑って外します。モーターは六角レンチでネジを4箇所外すとはずれました。(メインスイッチ切って配線は外しておいてね)
・モーターを割ったところです。支柱に水が入ったのが原因のようです。モーターから茶色い水がでてきました。ベアリングがジャリジャリ言って動かないです。モーターは多分乾燥すれば生き返ると思います。
4原因判明
・モーターとベアリングに水が入って動かなかったようです。ベアリングアがジャリジャリしています。こちらは交換するしかないです。支柱の外側からモーターを固定するためのプレートのネジが全部緩んでいました。おそらく施工の時からでしょう。ネジ穴から雨が侵入したものと推測されます。増し締めしてコーキングしました。
モーターとベアリングの両方かどちらか片方が原因か?
モーターって意外と丈夫みたいなので乾かせば復活する可能性が高いと思います。ベアリングは完全にアウトですね。
5修理内容
構造を確認すると、モーターが高速で回転し、一緒に付いているギヤボックスで減速しトルクを出している。ギヤボックスも割りたいところですが、動きはスムーズなので、シリコンスプレーを大量にスプレーしておきました。(割ってバラバラになったら組み立てる自信がない)モーターはドライヤーで温めて銅線の中も乾燥しました。
・付いている物と同じ大きさのベアリングを2個、ホームセンターで購入しました。錆びていて、サイズが読めなかったのですが、店員さんに確認したもらい無事に購入できました。
・本来ベアリングプーラーという専用工具があるんですが、サムは持っていません!ベアリングが小さいのでプラスチックハンマーでコツコツたたいたり、中位のバールでこじって外しました。(あまりお勧めしません。後書きで対策を書きます。)
・新しいベアリングは、ボックスレンチとかをあてがいプラスチックハンマーで押し込みました。ちょっと乱暴ですがOK範囲?。今回は、プラグレンチが丁度でした。
・割っておいたモーターを復元して、モーターを支柱に取り付けて配線をすれば終了です。割ったところに液体パッキンを塗布しておきました。なくても大丈夫かもしれませんができるだけ防水対策しておきます。
・パネルの蓋もしっかり閉じて、また水が入らないようにコーキングしました。
・電源いれて、スイッチオン!
動きました!!!!!
あとがき
今回の修理のポイントをまとめると
業者に依頼するならそれでOK!?なのかもしれませんが、たぶん高額なのは間違いないです!そこで如何に故障の原因を究明できるか?にかかっていると思います。探求心おおせいなあなたは是非チャレンジしてください。
今回使用した工具と呼べるのは、+ドライバーと六角レンチ位なんですが、厄介なのはベアリング交換なんです。何が何でも外す位の勢いが無いとあきらめちゃうかも?初めて錆びて固着したネジを外した時???なんでこれ外れないの???て感じです。
ここであきらめてはいけませーーーん!創意と工夫で最後まであきらめない気持ちが大事です!お金のためでもありますが^^;
こちらは家にあった廃材ですが、プレートの間にナットを入れて押し上げることができます。同じものが2個必要です。プレートにタップが切ってあります。
上の写真を使っての修理イメージですが手書きですが、解説図です。
図1 図2 図3
材料
・ボルトを通す穴の開いているプレートを4枚。
・ボルトを4本。
・ナット8個。
手順
・図1のようにプレート、ボルト、ナットを組み付けます。(2組)
この時ナットBはボルトと一緒に締め付けておきます。
・図2、3を参考にしてモーターとベアリングの間にプレートを入れます。
・図1、ナットAを4本バランスよく左へ回していきます。
・もしも、プレートが滑るようなら針金やタイラップで固定してください。
これで外れるのでないかと思います。ある物での代替品ですのでもしも外せなくて困った場合は、専用工具を使ってくださいね。それでもずいぶん安く修理できると思います。