高血圧にはうま味がすごくいい!
以前減塩対策についてブログを書いていますが、減塩対策の1つにうま味をうまく取り入れることによって減塩できる!はずなんですが、うま味の出汁をとったりするのが面倒とか思っているあなたにぜひ読んでいただきたい内容です。これを読むと、きっと出汁をとりたくなる?と思います。
目 次
1うま味とは何?
2うま味の効果
3だしの取り方
1うま味とは何?
人間の味覚には①甘い②しょっぱい③酸っぱい④苦い⑤うま味があります。これは、体に必要な味覚を進化させた結果だと思います。①甘いはエネルギー源②しょっぱいはミネラル補給③苦味は毒に多く④酸っぱいは腐敗を意味します。⑤うま味は?三大うま味はグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸です。
人間が美味しと感じる食べ物はきっと体に良いはずです!
⑤うま味が多く含まれている食品は下の表のとおりです。
うま美 |
多く含む食品 |
成分 |
グルタミン酸 |
昆布 ドライトマト |
アミノ酸 |
イノシン酸 |
かつお節 鶏肉 |
たんぱく質 |
グアニル酸 |
干しシイタケ |
リン酸 |
グルタミン酸は、アミノ酸の一種でイノシン酸は、動物性のたんぱく質です。グアニル酸は、ちょっと難しいですが、体を構成するうえで必要なリン酸です。
2うま味の効果
グルタミン酸効果(昆布)
血圧を下げる効果がある。グルタミン酸はアンモニアを取り込み排尿促進が期待できます。アンモニアを蓄積を抑えることで疲労回復、脳の活性化、免疫力アップが期待できます。
イノシン酸効果(かつお節)
イノシン酸は、動物性たんぱく質の最終形態とでも言いましょうか、体は細胞の集合体ですから細胞の原料になります。細胞の活性化が期待できるので健康促進が期待できます。
グアニル酸効果(干しシイタケ)
グアニル酸は、他のうま味成分と違って干ししいたけの独擅場です。グアニル酸は血小板凝縮抑制作用があります。血栓症(脳梗塞や心筋梗塞等)予防効果が期待できます。
3出汁の取り方(水1L)
グルタミン酸(昆布10㎝×10㎝≒10g)
ア 固く絞ったふきん等で汚れを軽く落とす。
イ 弱火からゆっくり水から煮だして沸騰する直前に取り出す。(昆布は、早めに
水につけて置くと良いです。)
イノシン酸(かつお節30g)
ア 鍋のお湯が沸騰したら火を止めて、かつお節を入れる。
イ かつお節が沈んだら(2分位)取り出す。ガーゼやキッチン
ペーパーでこします。ざるだと少し残りますが気にしない方、スピード優先の
方、それでも十分おいしいです。(しぼるとえぐみが出ます)
グアニル酸(干しシイタケ30g)
ア ざるに入れてゴミやほこりを洗い落とします。
イ 水と一緒に容器に入れて冷蔵庫で一晩寝かします。お急ぎの方はお湯で戻し
ます。でも、できれば24時間くらい寝かしてください。作り置きもOKなので
あらかじめ作って常備しておくとラクチン!(冷たい水がお勧めです。)
大きめの容器で水も多めにしてください。(干しシイタケは膨らみます)
ウ ガーゼやキッチンペーパーでこします。(ざるで十分いけます)
エ もどした干しシイタケは後で煮物でいただきます。
あとがき
いかがでしたか?うま味効果は高血圧対策だけでなく健康に関するいろいろな効果が期待できそうです。出汁をとった昆布はもったいないのでサムはいつも食べちゃいます。食物繊維の摂取もでき、昆布のぬるぬるに含まれているアルギン酸は体内で中性脂肪の吸収を抑える効果があります。また、昆布には、カリウムは体内に残しナトリウムは排出する作用があるそうです。高血圧対策にはうってつけの食品です。この他のも色々期待できるスーパーフードです。
干しシイタケは、コレステロールの抑制、低下が期待できます。この他、カルシウムの吸収を高めることで骨が弱ることを防ぎ発育を助けてくれます。
うま味が出る食材はみんなスーパーフードです。うまく取り入れて健康な体を手に入れましょう。