ケンコウパック

筋トレと料理好きなオヤジです。楽しいことは何でも書きます。

体脂肪測定 誤差

体脂肪測定 f:id:jimuniikouoyaji:20180802122943j:plain

 体脂肪測定をしていると、なんか昨日と随分数字が違うぞ・・・???

 数字が低くなる分にはチョット嬉しいですが、お腹周りをいつも触ったりしていると脂が乗った!のが判るようになってきます。それなのに、この数字の誤差は何なの?そこで、数字の誤差が出る原因を考えてみました。

インピーダンス法による誤差

 生体インピーダンス法 (体脂肪測定)

 今回使っている測定器は、一般的な測定方法として普及している、生体インピーダンス法です。生体インピーダンス法とは、生体に微弱な電気を流して、その抵抗値を測定して脂肪の量を測定しています。抵抗が大きければ脂肪が多く、筋肉の多いところは抵抗が小さい。っという事になります。この他に、体内水分量も影響をがあります。当然ですが、水分が多いと電気が沢山流れる仕組みです。食事は体内で血液の移動が大きくなるので電気は流れにくくなります。簡便な測定方法ではありますが、一定の測定条件でないと誤差がでるようです。

 測定条件(前提条件)

 メーカーによると測定条件はこんな感じです。

  1. 身長と体重によって大きさが決定される一つの円柱として捕らえてる。
  2. 人体を構成している成分は均一に分布している。
  3. 個人による体成分の差異は無い。
  4. 環境条件は一定。

 測定環境による変化

 電気抵抗に影響を与える因子は?

  1. 人それぞれ筋肉の付き方や脂肪の付き方が違うため、測定方法で誤差が生じる。
  2. 体の水分変化は測定誤差の要因で、起床直後や運動直後は脱水状態になっているので電気抵抗が大きくなったりと誤差が生じる。
  3. 体の脂肪は日内変化は少なく影響も少ない。

測定器具による誤差

 インピーダンス法による測定器の種類は幾つか販売されていますが、毎回同じ測定器を使っても上記の条件により誤差は多かれ少なかれ生じてしまいますが、幾つか種類の違うタイプで測定した場合大きく数字が違う場合がありました。

  1. 測定器を両手で持って前にならえ!をするタイプ。(汗を拭いてね)
  2. 体重計と同じ様に乗って測定するタイプ。(靴下ぬいでね)
  3. 1と2を合わせ同時に測定するタイプ。

 この3つのタイプがあるとありますが、ここで自分の体型を考えてください。

 測定器は上記の1.2.3と下記の1.2.3ので組み合わせで、誤差がより大きく生じるのではないでしょうか?

  1. 下半身デブタイプや細身タイプ。
  2. 上半身デブタイプや細身タイプ。
  3. 上半身と下半身のバランスの良いタイプ。

 この条件ハマルと抵抗が大きくなり数値が大きくなり、逆だと小さくなります。つまり、測定器による上半身だけのタイプや下半身だけのタイプの測定器は個人による誤差範囲が大きくなることを示しています。測定する器具は全身に電気を流すタイプが誤差範囲が少ないという事になります。

 水分による日内変化

  食事による体内水分変化(体脂肪率の変化)を時間を追って測定してみました。食事をすると血液が胃に集まる為水分の分布が変化します。使った測定器は、チョット古くてすみませんが、全身を一度に測るタイプです。

  • 9時30分 12.8%

    f:id:jimuniikouoyaji:20180801141102j:plain

  • 9時40分(クリームシチュー1杯とチーズ、おにぎり1つを食べて、コーヒーを2杯飲みました。体重増えた!少し体脂肪率上昇)12.9%

    f:id:jimuniikouoyaji:20180801141510j:plain

  • 10時40分(1時間後です。体脂肪率0.6上昇、食後は抵抗大きくなります!) 13.5%

    f:id:jimuniikouoyaji:20180801141657j:plain

  • 11時40分(体脂肪率下がりましたね!トイレに1回行きました。(小です)) 13.2%

    f:id:jimuniikouoyaji:20180801141915j:plain

  • 12時40分(朝より体脂肪率低いです!軽くなってますトイレ1回大・小)   12.4%

    f:id:jimuniikouoyaji:20180801142506j:plain

  • 13時40(変化なし!安定しました)12.4%

     f:id:jimuniikouoyaji:20180801143852j:plain

あとがき

 体脂肪測定器での測定には、誤差を生じる要因が沢山あります。起床直後は、脱水状態なので数値は高くなります。また、運動直後も同様です。

 今回は、食後から測定を開始し、食事に因る測定の影響を考察しております。食後から少しずつ体脂肪の数値が上昇し始め1時間後頃にピークを向かえその後低下して行きます。数値が安定するのは食後後3時間位からでしょうか?もう少し細かくデーターを取ると良かったのですが大体の目安にはなると思います。

測定条件

  1. 毎回、同じ測定器を使うこと。
  2. 毎回、同じ条件で測定すること。
  3. 測定前に、性別や年齢、身長をちゃんと入力すること。

 測定条件をそろえることで、参考になるデーターをとることが出来ます。

 不安定要素は全部取り除く事は困難なので、人間の体は急激に変化はしないので1日に何回も測定するのではなく、おおらかな気持ちで挑んでください。